「彼氏がいない歴=年齢」の私が2冊の本と出会い彼氏ができました

現在33歳のわたしですが、32歳のときに初めて彼氏ができました。
それまで男性に対してトラウマを抱えており、それを誰にも話せないまま年齢だけを重ねていました。
「彼氏がいなくても信頼のできる友達もいるし、一人で過ごす時間が好きだから彼氏なんていなくても全く問題ない」と思いながらずっと一人を貫いていたのですが、あることをキッカケに”彼氏がほしい”と思うようになりました。
そして手に取った2冊の本を読んだことがキッカケでトラウマに対する捉え方が変わり、好きだと思える人と出会い、お付き合いをするようになりました。
後ほど詳しく紹介しますが、「嫌われる勇気」「恋愛引き寄せノート」という書籍です。
  • コンプレックスやトラウマを抱えていることでなかなか恋愛に踏み出せない
  • 彼氏がほしいけど、どうせわたしなんて

と思っている方参考になればと思い、記事を書かせていだきました。

トラウマとなった出来事

小学一年生のとき友人宅でかくれんぼをして遊んでいたのですが、友人の父親も一緒に遊んでくれていました。
そのとき、鬼役をしていた友人父に性的な嫌がらせを受けました。
とても不快で気持ち悪く「誰か助けて」と思いながら耐えていたのを今でも覚えています。
大人になってもその出来事をたまに思い出すことがあり、思い出すと2、3時間くらい涙が止まらなくなることもありました。
また、この出来事がキッカケなのか、男性の「性欲」の部分が少しでも見えると「気持ち悪い」と感じてしまい、なかなか恋愛に積極的になれずにいました。

好きになった人はいたけれど…

中学、高校、大学、社会人と年を重ねてきましたが、今まで数人の男性を好きになりました。
しかし「付き合ったらいずれは性行為も…」と考えてしまうと、あのときに感じた不快感や気持ち悪いという記憶が蘇り、恋愛に対して積極的になれずにいました。
また、普段は問題なく男性と接することはできるのですが上記にも書いた通り「性欲」の部分が少しでも垣間見えると「気持ち悪い」と感じ一気に冷めてしまうということもありました。
そんな感じで、人を好きになってもいつも踏み切れず、次第に男性と関わるのが面倒になり、20代後半になるとほぼ関わらなくなりました。

一人でも生きていけると思っていた20代後半

20代後半は皆無と言っていいほど男性と関わることがなくなりました。
元々一人で過ごす時間が好きだったこともあり、
「自分は一人でも全然生きていける」
「何かあっても相談できる友達がいる」
と思いながら過ごしてました。
しかし「今まで一度も男性と付き合ったことがない」というコンプレックスは年を重ねるごとにが強くなっていきました。
なので、恋愛の話になると居心地が悪くなり、黙って相手の話を聞いているだけということもしばしば。
相手の恋バナを聞いても自分には恋愛経験がないのでこれといったアドバイスもできず。
女子が好きな「恋バナ」はわたしにとっても一番苦手なテーマでした。笑

"彼氏が欲しい" と思ったキッカケ

30歳のときに転職をしたのですが、その転職先で色々ツライと感じることがあり、そのときにようやく「いつもそばで自分を支えてくれる相方が欲しい」と強く思うようになりました。
また「このまま一生一人で生きていく自信がない」と、将来に対する不安も感じるようになりました。
そのように感じ始めたのが32歳の誕生日を迎える手前でした。

2冊の本との出会い

わたしは自称「運がいい女」なのですが(笑)、本気で「彼氏が欲しい」と思いだしてからは「彼氏ができる」方向に向かっていろんなことが動き出しました。

ちょうど彼氏がほしいと思ったタイミングで「嫌われる勇気」「恋愛引き寄せノート」という本に出会いました。
この2冊の本で今までの自分を変えることができたので、紹介させてください。
「嫌われる勇気」
この書籍はすごくヒットしたのでご存じの方もいるかもしれません。
悩み事に対してどのようにアプローチすれば自分らしく生きることができるのかを、アドラー心理学の視点から書かれています。
なんといっても「人はいつでも変わることができる」という内容はすごく響きました。
その内容の一環として「トラウマは存在しない」と訴えている項目があります。
アドラー心理学の前提として「自分の人生を決めるのは過去ではなく「今、ここ」に生きるあなた」という考えがあるのですが、次の3つの文章がわたしにトラウマに対する考えを改めるきっかけを与えてくれました。

1:いかなる経験もそれ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック(=トラウマ)に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の人生は、自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって決定するのである。

2:大切なのは、その出来事によって何かが決定されるわけではない、ということです。われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを決めるのは自分なのです。

3:「○○というトラウマがあるから△△できない」と考えているとすれば、それはあなたのなかにそう考えたい『目的』があるのです。

1、2をもう少し噛み砕くと

過去にトラウマとなるような嫌な体験をしたとしても、その出来事自体には良いも悪いもなく、その出来事に意味づけをするのは自分である。
自分がどのように意味づけをするかで、今後どのように生きていくかが決まる。

という内容になります。
この考えで解釈すると

わたしは「過去に嫌なことをされたから恋愛ができない」と思い込み、「恋愛ができない女の子」を生きることを決意した。
そして今現在も「恋愛ができない女の子でいたい」理由がある。

ということになります。

正直、かなり衝撃でした。
最初は受け入れることができず「そんなこと言ってるけど、わたしは過去の出来事がきっかけで今まで苦しんできた。今でも思い出すと泣いてしまうのに。」と思う自分がいました。
この本に書いてることが正というわけではないので、最初は「こういう考え方もあるんだな」という程度に読み流していたのですが、読み進めているうちにアドラー心理学が説く

「自分の人生を決めるのは過去ではなく「今、ここ」に生きるあなた」

という言葉に強く惹かれている自分がいました。

さらに読み進めると劣等感について触れている項目がありました。
※( )内はわたしの例を置き換えてます

「○○(嫌な体験をした)だから△△(恋愛)できない」と考えているのであれば、それは「△△(恋愛が)できない」のではなく「△△(恋愛を)したくない」と考えなければいけない。単純に一歩を踏み出すのが怖い、現実的な努力をしたくない、今ある生活を犠牲にしてまで変わりたくない、つまりライフスタイルを変える”勇気”を持ち合わせていない。多少の不満や不自由があったとしても今のままでいるほうが楽なのです。

確かに「告白してフラれたらどうしよう」という気持ちや「わたしなんて…」という、傷つきたくない気持ちや劣等感がどこかにありました。
そして性行為に対しても、「気持ち悪い」と感じてしまう気持ちを分かってもらえずそのうち捨てらてしまうのでは…と勝手に思い込んでいました。
(実際にそのようなことを経験したわけではないのに。。。)

そのように一つ一つのことに気づきだすと「自分が考え方を変えて勇気を出せば彼氏はできるんじゃないか」と気づきだしました。

そして後述する「恋愛引き寄せノート」を参考に「自分はこれからどのように生きたいのか」と自問すると「いつもそばで自分を支えてくれる人と出会い、幸せになりたい。」という答えが返ってきました。

今でも過去の出来事は"嫌な出来事"であることに変わりはないのですが、

「あの出来事があったから今の彼と出会い、お付き合いをすることができた。」
「もしあの出来事がなかったら、今の彼と出会うことはなかった。」

と、過去の出来事に対して以前よりもだいぶ前向きに捉えることができています。

このような感じで、自分と向き合ったことで、今までの自分を変えることができました。
正直、思考の転換をするのにかなり頑張ったと思います。
「恋愛引き寄せノート」
スピリチュアルの本なのですが、要約すると「自分の願望をノートに書きだすと、その内容が現実になる」というものです。
現状のことは一旦忘れて、いろんな制限がなかったとしたら「どんな彼と付き合いたいのか」「どんな自分になりたいのか」を思いつくだけたくさん書き出すのですが、楽しくやることがコツです。

スピリチュアルと聞くと胡散臭いと感じる方もいるかもしれませんが、著者の西原愛香さんが引き寄せの法則についてすごくわかりやすく解説してくださり、また上手に読者の気持ちを持ち上げる文章を書いてくださっていたので、わたしはこの本を楽しく読むことができ、腹に落とすことができました。
上記の「嫌われる勇気」を読んだあとにこちらの本を手にしたのですが、さっそく気分が乗っているときに「理想の彼氏像」や「理想の自分」をたくさん書いてみました。
それを友人にもシェアし「わたしは絶対に彼氏を作る」と宣言しました。笑

ここかからは物理的なお話ができないのですが、本当に書いた通りの人と出会うことができました。
当時書き出した「理想の彼氏像」の紙を紛失してしまったのですが、10項目くらい書き出したうちほぼ全ての項目が当てはまる人です。笑

そしてあっという間に付き合うことになりました。

自分の願望に制限を作らず思ったことを何でも紙に書き出す作業がすごく楽しいので、興味がある方は是非書籍を手に取ってやってみてください!

最後に

わたしは今までトラウマを抱えながら生きていると思っていましたが、それを乗り越えると今までよりももっと素敵な世界が待っていました。
トラウマや劣等感と向き合ったり、思考を転換することは簡単なことではないので、とてもしんどい作業だと思います。
もちろん現状を維持するという選択肢もありだと思います。
現にわたしも今までずっと一人でしたが、その時間はその時間で楽しかったし、一人でしかできないことも色々経験してきたので、無駄な時間だったとは全く思いません。
でもコンプレックスやトラウマが原因でやりたいことができない、一歩が踏み出せないという方は是非一度「嫌われる勇気」を手に取っていただきたいです。
わたしは1500円で人生が変わりました。

また、楽しく恋愛と向き合う手段として「恋愛引き寄せノート」も是非手に取っていただきたいです。
難しいことは考えずに、想像力を膨らませて貪欲にこれからの人生について考える作業はすごく楽しいです♪
(この本は恋愛以外にも応用が利きます!)

この記事が一人でも多くの方の背中を後押しできることを願ってます。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)